スイーツ

自然の甘みを味わうタンポポシロップの作り方

 

野原に咲く植物の代表とも言えるタンポポ。

タンポポは古くから薬草として使われており、開花前の全草を天日干ししたものは「蒲公英」と呼ばれています。

蒲公英には健胃作用、解熱作用、利尿作用、胆汁の分泌促進作用があり、胃の不調時の薬として使われてきました。

 

そんなタンポポですが、じつは花びらをシロップにして食べることもできるんです。

タンポポの花びらを砂糖と一緒に煮詰めるとハチミツのようなシロップに大変身します。

タンポポシロップはパンケーキやヨーグルトにかけても美味しく、紅茶に入れるのもおすすめです。

今回はそんなタンポポシロップをの作り方を紹介します。

タンポポシロップの作り方

1

【材料】
・タンポポの花びら
・水
・砂糖
・オレンジ

2

【作り方】
①摘みたてのタンポポを水洗いし、水気を丁寧に拭き取る。
②花びらだけを集め、水を入れて鍋で煮る。
③オレンジの皮をむき、果汁を絞る。
④絞った果汁と果肉を鍋に入れて一緒に煮る。
⑤煮立ったら、ざるで濾す。
 濾して残った花びらは後で使うので残しておく。
⑥⑤で濾した液体の方に砂糖を入れて煮詰める。
⑦煮詰まったら⑤で残しておいた花びらを加えて、完成。 

今回は少し珍しいタンポポシロップの作り方を紹介しました。

このレシピのポイントはオレンジを加えることです。

オレンジなどの果物に含まれるペクチンが水に溶けだして、砂糖や酸に作用してシロップ特有のとろみがつくのです。

もともと酸味のある柑橘類をジャムにする場合は果物の酸味だけでとろみがつきますが、今回のように酸味のない・少ない食材をジャムやシロップにする場合はレモンやオレンジなどの果汁を必ず入れるようにしてください。

このタンポポシロップはハチミツ代わりにパンケーキなどにかけて楽しむことができますが、アレンジして飲み物として楽しむこともできます。

アレンジ①:お湯割り

柚子茶のようにお湯で割るこのアレンジは寒い時期におすすめです。

アレンジ②:ソーダ割り

暑い時期には爽やかにソーダ割りがおすすめです。

タンポポシロップはなかなか市販されておらず、手作りでしか味わえない甘みを楽しんでいただけたらなと思います。

アレンジの幅も広いので、ぜひ作ってみてください。